【在宅系】【施設系】【地域密着系】

介護の業務上発生してしまった被介護者のケガや被介護者の所有物に対する賠償を補償することができる保険です。

具体的な例としては、勤めているヘルパーさんが介護をしている人をケガさせてしまった場合などに適応されます。こうした事故は被介護者の方の体に接する必要がある以上、当然起こりうるシチュエーションであることから、すべての介護系事業者の方は保険加入が必須となります。

【在宅系】【地域密着系】

デイサービス、デイケアといった在宅系の介護事業者では、送迎のための自動車を複数台保有していることが多く、利用者の方をお送りする時間帯が日没に近くなり、強い西日で自動車事故が発生しやすいと考えられます。

送迎中に事故が発生した際、接触した相手方への対人、対物賠償への対応はもちろんですが、送迎していた被介護者の怪我のことも考えて保険に加入しておく必要があります。特に搭乗者傷害保険の付帯は大切です。その理由は、一般的に事故でケガをした被害者への慰謝料は、おもに本人の年齢や職業によって変わるため、ご高齢の方ほど金額が低くる傾向があります。しかし、搭乗者傷害保険は搭乗していた人を定額で補償するため、ご高齢の方の補償を定額で確保できますので、有効的な補償となります。

また、車両の自体の損害も多く発生します。よくあるトラブルとしては、送迎の際に後部のハッチを利用者宅のガレージにぶつけてしまう、あるいは狭い路地に入っていって接触事故を起こすといったケースがあります。

送迎車両が破損した際、車両修理期間中の業務に支障が出ないように、送迎が出来る介護用の車を代車として用意が可能かどうか、また、その費用を保険で賄えるかも重要なポイントとなります。

また、事故を起こす運転者や事故の状況には一定の傾向が出ます、保険代理店に事故の分析をしてもらい、事故対策、社員教育などを実施することも大切です。