3月決算企業は本当に多いのか?
いよいよ年度末が近づいてきました。
学生の頃は3月は卒業式があり、4月は入学式だったりと
3月が締めで4月がスタートのような印象ですね。
さて3月は決算企業が多いと言われますが、実際はどうなんでしょう。
少し調べみると企業の企業の約20%が3月決算のようです。
思ったよりも少ない印象ですが、資本金1億円以上の企業に絞ってみると
なんと50%以上に企業が3月決算となります。
規模の大きな企業は3月決算がほとんどで、中小企業はバラバラのようですが
3月決算が多いには理由があります。
①税制改正の多くが4月1日に変わるため、会計期間中の税務処理が煩雑にならない。
②新卒採用、人事異動のタイミングとして都合が良い
③公共性のある事業ですと国や地方団体の会計年度とあわせた方が業務運営上、都合が良い。
などです。
3月の次に決算が多い月は12月です。
個人事業主がそのまま法人成りするケースや国際的な会計基準が1月から12月である点が多い理由のようです。
中小企業では自社の決算月が何月なのかは大きな問題ではありませんが
取引先の決算月が業務に影響するケースはあると思いますので3月は注意が必要ですね。