線状降水帯の予測
6月1日から「線状降水帯予測」が開始されます。
「線状降水帯」という単語も聞き慣れてきました。
怖い言い方に変えると「局地的長時間集中豪雨」でしょうか。
線状降水帯による豪雨被害は近年、増えて続けており、局地で甚大な被害が発生しています。
「令和2年7月豪雨」
7月3日から4日の熊本県球磨村では455.5ミリの降雨量を観測。平年の7月に降る1カ月分の雨量に迫るような雨が
たった1日で降ったことになる量でした。この雨で全国で84人が亡くなりました。
「関東・東北豪雨」
2015年9月に発生した大雨の影響により鬼怒川の堤防が決壊し14人が亡くなりました。
これ以外にも線状降水帯の被害は年々増え続けています。
今回の予測ですが、まずは「関東甲信」や「九州北部」など全国11の地方ごとに行われ、
地方や府県ごとに出される「気象情報」の中で「線状降水帯が発生する可能性がある」
という文言が盛り込まれまれるようです。
水の怖さについては何度か触れてますが、豪雨では「河川の氾濫と土砂崩れ」
この2つが特に甚大な被害をもたらします。
気象庁では「キキクル」(外部リンク)で大雨や洪水によって「土砂災害」「浸水害」「洪水災害」が
起こる可能性のある地域を5段階に色分けして注意喚起しています。
今回の線状降水帯予測とキキクルで早に危険を察知し身を守る行動をとりましょう。